「正のエネルギー」が出る対象を大切に

lynxeyed2007-10-24

せっかく梅田望夫氏の新書を紹介したので、今日は梅田氏のブログで心に鮮やかに残っているエントリ「直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。」を少し引用しながらご紹介します。

二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会の中に出て行くことができる。「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けろ。そのことに時間を使え。

(中略)

「ある対象の悪いところを探す能力」を持った人が、日本社会では幅を利かせすぎている。それで知らず知らずのうちに、影響を受けた若い人たちの思考回路がネガティブになる。自己評価が低くなる。「好きなことをして生きていける」なんて思っちゃいけないんだとか自己規制している。それがいけない。自己評価が低いのがいちばんいけない。

読むたびに心の背筋が伸びます。
この授業を受けている学生たちのほとんどは、まだ「すべてが顕われて」はいない未成年なんだということを、武器にしてほしいです。
第1回授業で、最終課題として考えている「○○Hacks」というテーマについてお話ししたのを覚えていますか?どんなにしょうもないと思えることでも、興味ある人が絶対的に少なかろうとも、何かひとつのことの知識や経験などがずば抜けているということは、これからの社会で生きていく上においてとても大きな財産になると思います。
それがここでいう「正のエネルギー」が出る対象なのだと。
「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点。一生かけてでも見つけたいですね。

My Life Between Silicon Valley and Japan
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//写真はまた猫自慢です。わたしが仕事しているとひざに乗って左腕に頭を当てて「撫でられている」気分。