階層

みなさんの第5回授業日記を見ていて、感想として多かったのが「絶対パス」「相対パス」の考え方は何となく分かるけど、「../」や「ひとつ上の階層」がどういうことなのかいまいち分からない、、というものでした。
コンピュータで扱うデータは、フォルダの中にフォルダがあり、その中にさらにフォルダがあり、、、といくつものフォルダが層をなす中に位置しています。そのいくつものフォルダがなす層のことを階層といいます。「フォルダ」や「ディレクトリ」ということばに置き換えてもいいでしょう。
MacOSだとFinderをカラム表示にしておけば階層構造を理解しやすいです。(Finderの環境設定→一般タブ→「新規ウィンドウをカラム表示で開く」にチェック)
「〜の中の」を表すときは「/」で、基準となるファイルと同じ階層(同じフォルダの中)は「./」と表記するところまでは理解してもらえたと思います。では「../」と表記するときは?
基準となるファイルのひとつ上の階層、つまり基準ファイルが格納されているフォルダが格納されている場所と同じ階層(同じフォルダの中)を表します。
文字で表現しようとするととっても難解なように感じるかもしれませんが、いまの自分のSitesフォルダの階層構造を見ながら復習してみてください。
例えば基準ファイルをmyself.jpgとしましょう。myself.jpgから見たindex.htmlは相対パスで表すとどのようになるかというと、「../index.html」ですね。
基準ファイル(myself.jpg)が格納されているimgフォルダが格納されているSitesフォルダ内にあるindex.htmlということです。
あまり難しい言葉を使わないようには気をつけているつもりですが、コンピュータを使いはじめて間もない人にとっては授業中にわたしが使う言葉で理解できない用語が多々あると思います。
疑問に思ったら直接聞いてもらってもいいですし日記に書いておいてもらえれば今回のようにまとめて答えることもできますが、頻出するものについてはIT用語辞典 e-wordsなどで自分で調べることも必要になってくるでしょう。
習うより慣れろ、道は長いです。でも大丈夫、20回確認すればかならず理解できます。